1991年の発売から35年。泡盛古酒「くら」は、長く親しまれ続けてきた一本です。
600年以上守られてきた琉球泡盛の伝統的製法に、ヘリオス酒造が磨いてきた蒸留技術と、オーク樽での熟成。そのふたつが出会い、「くら」は生まれました。
蒸留:銅製ポットスチルが生む、味わいの奥行き
泡盛の蒸留において、当時県内で唯一の銅製ポットスチルを導入。その革新的な選択が、「くら」をかたちづくる重要な要素となっています。銅がもたらす繊細な反応と、蒸留のコントロール性。ヘリオス酒造がラムやウイスキーづくりで培ってきた技術と思想が、この一滴に息づいています。
熟成:専用樽「くらのゆりかご」
樹齢70年以上の北米産ホワイトオークで作られた専用樽にて、三年以上熟成。ゆっくりと時を重ねることで、泡盛はまろやかな口当たりと、芳醇な香りへと育っていきます。「くらのゆりかご」と呼ばれるこの樽は、その名の通り、酒を静かに育てる場所。樽の中で重なる時間が、「くら」の味わいをかたちづくっています。
調和:変わらずにあり続けるために
「くら」の味わいは、複数の原酒を重ねることで生まれます。年ごと・樽ごとに異なる熟成の表情を見極めながら、その風味が変わらぬかたちで続くよう整える。マスターブレンダーの技術と感覚が、この味わいを支えています。
「酒は、樽で寝かせてこそうまくなる。」
創業者・松田正のその言葉とともに、
ヘリオス酒造の酒造りはラムから始まりました。
「ならば、泡盛も樽で寝かせてみよう。」
そう応えたのは、二代目。
1979年、二代目が酒造りを継いでからは、
泡盛にふさわしい樽を求めて、試行錯誤の日々。
たどり着いたのは、樹齢70年以上の北米産オークを原木とした新樽でした。
そして1991年。伝統の泡盛と、樽熟成という新たな挑戦が出会い、
「くら」は誕生しました。受け継がれた想いと、探求の積み重ね。
その時間が、いまの「くら」の味わいを静かにかたちづくっています。
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